ウルセラとサーミスムースの違い
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サーミスムースの特徴
サーミスムースは温度管理に優れたサーミ社の開発した最先端のレーザー機器を用いて行う安全で肌に優しいたるみ治療です。
加熱による皮膚の収縮で一過性に引き締まりがあったあと、修復過程でコラーゲン生成が促されるため、即効性と持続性の両方を実感できます。
一番の特徴は施術中から効果を実感する人もいるほどの即効性と、うっとりとリラックスしている間に終了するほどの痛みの少なさです。
42~45度に保たれたサーミスムースは痛みがほぼないため、痛みによって施術途中で中断することもありません。そのため施術時間も短時間で済みます。ダウンタイムもほとんどなく直後にメイクをしても大丈夫です。
やけどの心配も肌への負担も少なく、繊細な目元や口元など細かなところでも施術できます。
期待できる効果
目や口のまわり、ほほ、首などのしわ、たるみの改善。いずれも即効性と約半年の持続性があります。
サーミスムースの効果のメカニズム
サーミスムースは皮膚に高周波エネルギーを照射し、施術部位の皮膚真皮層を45~50℃に加熱。皮膚内のコラーゲン線維は、40℃以上の熱を持続的に与えることで収縮します。また、同じ温度まで皮膚表面を加熱すると、炎症反応などにより線維芽細胞が刺激され、新しいコラーゲンの生成を促進する効果も期待できます。
従来の治療機器とは異なり、温度コントロールを細かくできるので、痛みがほとんどないのもポイントです。
サーミスムースのメリットは?
サーミスムースを用いた治療の最も得意とするのは、目の周囲のシワやたるみの改善です。ほほや首のたるみ、浅いほうれい線に対しても効果を期待できます。
従来の高周波治療では痛みを伴うことが多く、麻酔を使用したり中断したりするなど肌への負担や時間もかかっていました。
サーミスムースは温度管理に優れ、過度に熱が加わることがないので、やけどの心配もなく麻酔もいりません。施術時間も短くて済みます。
治療後の赤みや腫れもほとんどなく、直後からメイクも可能なので忙しい方からも高く評価されています。
サーミスムースのデメリットは?
首やほうれい線、マリオネット線にも効果はありますが、深いシワだと効果を得られるまで1~2か月かかります。
また、施術の効果は約半年ほど持続しますが、月に1~2回程度を3~5回受けることを推奨されています。
サーミスムースの料金相場
ウルセラと比較しますとリーズナブルです。クリニックによって初診料を含むところ含まないところ、カウンセリング料金が別途かかるところ、高いと思っていたがアフターケアまで全て込みになっているところなど。施術を受けるクリニックを決めたら、まずは設定されている料金に含まれているサービス内容を確認するようにしましょう。
下記は料金の一例ですが、ホームページなどで料金に関する詳細を確認することをおススメします。
【料金の一例】
目のまわりのしわ・たるみ 1回 30,000円 ~ 3回 80,000円~
顔全体 1回 50,000円 ~ 3回 130,000円~
サーミスムースが向いている人・悩み
目もとのたるみ・シワが気になる人
サーミスムースは、皮膚の薄い部分や凹凸の多い部分でもキズ付けずに施術ができます。そのため、従来のたるみ治療では難しかった目元や口周りの照射への照射も可能です。
また、小さなアタッチメントで細かい部分まで確実に加熱できるため、自力では引き上げられないたるみや深く刻まれたシワにも抜群の効果を発揮します。
痛みに弱い人
高周波は皮膚に熱エネルギーを加えるため、従来機は痛みが伴うものがほとんどでした。そのため、麻酔クリームの使用は必須でしたし、痛みに耐えられずに途中で諦めてしまうケースもありました。
サーミスムースは42~45℃に温度を保っているので、痛みがほとんどなく快適に治療を受けられます。温度管理を徹底できるので、痛みだけでなく火傷のリスクもありません。
徐々に、自然なリフトアップを目指したい人
これまでに化粧品や美容器具を使ってもたるみが改善されなかった経験があり、サーミスムースによる治療を検討している人のなかは、「誰にも気付かれないように、たるみを改善したい」と考えている人も多いでしょう。サーミスムースは効果が徐々に現れる施術のため、自然でわざとらしくないリフトアップを希望する人にもおすすめです。
サーミスムースが受けられない人
妊娠中・妊娠の可能性のある人やペースメーカー・埋め込み式除細動器を使っている人、心臓疾患のある人や施術を希望する箇所に金属プレートや金の糸を入れている人は、予期せぬ症状を発現する可能性があるため治療を受けることができません。また、肌荒れのひどい人や感染性の皮膚疾患のある人は、皮膚に炎症が起きるので治療を断られる可能性があります。
サーミスムースの副作用
サーミスムースはリスクが極めて少ない施術ですが、まれに熱傷や色素沈着といった副作用を生じることがあります。熱傷は皮膚に熱を加える機器に起こりやすく、赤みや痛みなどが発現することも。また、熱傷が起こった場合、施術箇所が茶色味を帯びる色素沈着が起こることもあります。どちらの症状も一時的なもので、重篤な状態になることはほとんどありません。
サーミスムースの施術の流れ
サーミスムースの施術を始める前に、まずは経験豊富な医師によるカウンセリングを受けます。患者さんの悩みや肌の状態を確認したうえで、サーミスムースによる治療が最適かを判断するとともに、治療のメリットやデメリットなども説明してもらえるので、不明点があればこのタイミングで質問しておきましょう。
カウンセリングの内容に納得したら、次にパウダールームでメイクを落としていきます。施術箇所を清潔にしたら施術室へ向かい、たるみや小じわの気になる部分へサーミスムースを照射。照射の時間は上下まぶたの場合は10分程度、顔全体の場合は30分程度です。照射後は炎症を抑える軟膏を塗ってクーリングを行います。
サーミスムースとサーマクールの比較
サーミスムースとサーマクールは、どちらも高周波で皮膚に熱エネルギーを加える治療です。しかし、この2つのマシンは周波数が異なるため、より深い層までエネルギーを届けられるサーミスムースのほうが痛みを感じにくいようです。
また、サーミスムースは施術直後から効果が現れ、約半年間効果が持続します。一方でサーマクールも施術直後から効果が現れるものの、半年かけて徐々にリフトアップされていくのが特徴です。さらに、サーミスムースはサーマクールと比べて費用が安いため、金銭的負担がかかりにくいでしょう。
サーミスムースやウルセラを効果的に受けるなら
サーミスムースとウルセラ。いずれも施術者の経験と技術によって仕上がりが変わる繊細な治療です。肌の若返りと顔のパーツのバランス、施術直後から効果持続時間での変化などを充分に踏まえて施術できる医師なのかどうか。ホームページやインターネットなどの口コミでいろいろな情報がありますが症例などをしっかり確認し、納得のいくまでカウンセリングなどで説明を聞き納得したうえで治療を受けることがトラブルなく美しさを手に入れる近道です。
