ウルセラは引き締め効果?引き上げ効果?
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ウルセラは、超音波を皮膚の深部に届け、たるんだ皮膚をリフトアップする「引き上げ効果」が得られる施術法です。リフトアップは外科的な手術でしか実現しない、という常識を塗り替えたともいえます。皮膚の表面にレーザーや光をあて肌を引き締めるタイトニングが主流でしたが、ウルセラはアメリカの政府機関FDAに認可された効果的で安全な施術法です。皮膚の状態によっては、引き締め治療のほうが向いているケースもあるので、どの施術法が良いのか、医師と相談して決めましょう。
ウルセラは『引き上げ』効果!
最新のリフトアップ治療・ウルセラ
ほうれい線やほほ、目元や口元、首やあごなど、年齢とともに目立ってくるたるみを改善する方法として美容業界ではウルセラが注目されており、実際に施術経験者が増え、リフトアップ効果が著しいことが周知されてきたことで、知名度も加速度的に高まってきています。
ウルセラ登場以前は肌を引き締める施術のみ
これまでもウルセラと同様に、たるみや皮下脂肪を軽減させる施術として、肌の表面に作用するレーザーや光の照射などいくつかありましたが、たるんだ組織を引き上げるリフトアップ作用ではなく、タイトニングといわれる組織を縮める作用によりたるみを解消して見せる治療しかありませんでした。リフトアップさせなくても、皮膚と皮下組織の引き締めを適切な部位に行うことで、ある程度たるみがない状態に近づけることができたからです。
アンチエイジングの新時代を切り開いた施術
たるみの症状のひとつであるシワ、そして顔の下がふくらんでくるシルエットの変化は、リフトアップで改善されるものですが、タイトニングで皮膚を縮めてあげても状態を良くすることができます。タイトニングで顔の下の余計なふくらみの「もたつき」をなくすことでたるみのシルエットを改善できるため、ウルセラが登場するまではタイトニングがメインとなっていました。
本当にリフトアップするためには外科的な治療しかないという状況のなか、ウルセラが登場したことは画期的なことで、アンチエイジング医療の新しい時代を切り開いたといえます。
米国行政機関も保証するリフトアップ作用
ウルセラのリフトアップ、引き上げ効果を証明する最も確実なものは、アメリカの政府機関であるFDAの認可です。ウルセラのリフトアップ効果と治療の安全性の検証が行われた結果、同機関より確実に効果があり安全であるというお墨付きを得ています。
ウルセラの原理を利用した廉価版HIFUもいまでは数多く市場に出ていますが、手術にたよらないたるみ治療としてFDAの認可を受けているものはウルセラただひとつとなります。
肌の深部に作用してじわじわと引き上げる
ウルセラは肌に超音波を照射し、皮膚の奥のSMAS層と呼ばれる筋膜部分の細胞へ60度から70度の熱を加えて刺激する施術で、熱ダメージでわざと細胞を破壊し、それを再生させるためにコラーゲンが多く生み出されて肌のハリがアップする、という仕組みになっています。
また、筋膜は表皮ほど伸縮性があるわけではないので、熱刺激を受けて細胞が圧縮されると、肌の奥からじわじわと引き上がってくるような効果が得られます。このように、ウルセラはたるみを引き上げる効果が強い施術メカニズムとなっています。
どっちが向いてる?
引き上げ効果と引き締め効果
肌の薄い人には引き締め治療が効果的
フェイスリフト手術では伸びて余った皮膚を切除し引っ張りあげるため、表面がつるっと仕上がりシワもなくなりますが、ウルセラのリフトアップ作用は皮膚の下からの引き上げになりますので、皮膚のハリは出るものの表面のしわの改善は得意ではありません。
「引き上げ」効果と「引き締め」効果、それは優劣をつけられるものではありません。どちらの効果を望むべきかは、人それぞれ個人差があるものです。
例えば、肌質が薄い人には引き締め治療が向いています。ウルセラを受け皮膚の奥の表情筋からたるみを引き上げたとしても、それを支える肌の厚みがないと効果を実感しにくくなってしまうからです。
たるみや肌の状態を見極めるカウンセリングにて判断
引き上げか引き締めか。ウルセラかサーマクールか。自分にはどちらが向いているのかの判断は、個人ではなかなか難しいところがあります。クリニックでのカウンセリングを通じて肌質や状態を見極め、医師とともに吟味するべきでしょう。


プライベートクリニック吉祥寺
院長 佐藤隆悟先生
当サイト「ウルセラ式」は、ウルセラやサーマクールを専門に取り扱う『プライベートクリニック吉祥寺』院長・佐藤隆悟先生(日本形成外科学会認定専門医)にご監修いただいております。
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