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ウルセラの痛みと和らげる方法

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施術時の痛み・出力とウルセラの治療効果は比例する

まず前提として、ウルセラの治療効果は照射時のショット数や出力と比例するものです。米国ウルセラ社が制定したガイドラインでは、痛みを抑えるために出力が4段階中下から2番目の強さとなっていますが、出力を上げることでさらに効果が出やすくなります。高い効果を望むなら、高い出力で照射することがウルセラの鉄則です。

効果を高めるための痛みコントロール

しかし、出力が高ければ高いほど痛みが強くなってしまうのも事実です。痛みを避けるために出力を下げて施術を行うこともありますが、その結果たるみ改善効果が薄れてしまうことになってしまいます。高額治療であるウルセラを受けるからには、痛みをコントロールしながら出力を最大に設定して照射してもらわないともったいないといえるでしょう。

痛みをコントロールするための方法については、クリニック側がさまざまな選択肢を用意しています。カウンセリング時などに医師やスタッフに相談してみましょう。

深さによる痛みの違い

ウルセラの施術は、ターゲットとする皮膚の深さをコントロールして照射していきます。そして、照射する深さによって痛みの感じ方は異なるのです。ウルセラ治療を初めて受ける場合、痛みの違いを感じることは困難かもしれませんが、どのような痛みが生じるのかを知っておくと良いでしょう。

皮膚に近いほど痛みを感じやすい

ウルセラの機器が照射する皮膚の深さは、4.5mmと3mmです。機器を使って照射する深さをコントロールしています。

ウルセラは他の美容医療機器とはエネルギーの加え方が異なり、1列2.5mmの間を1点ずつ細かく照射していきます。また、使用する機器によって1列の発数も異なるのです。3mmの深さに対しては1列2.5cmの間に23発、4.5mmの深さには1列2.5cmの間に17発を照射します。さらに、照射する深さによってピークパワーも異なり、4.5cmの深さの方が強いパワーが出ます。深い部分はより強い出力で感覚を空けて、浅い部分はやや弱い出力で細かくアプローチしていくと考えると、イメージしやすいでしょう。

問題の痛みですが、4.5mmの深さの場合、皮膚の奥深くを針で突かれたような「チクチク」とした痛みがあります。脂肪に当たった際には痛みを感じません。しかし、筋膜にダイレクトに当たると、チクチクとした感覚よりも強い痛みが現れます。一方、3mmの深さの場合は、チクチクとした痛みというよりも熱さを感じやすいです。3mmの方が4.5mmよりも出力が弱いですが痛みを感じやすく、これは皮膚の浅い部分の方が痛みを生じやすいことや、より細かく照射していることが関係しています。

【部位別】ウルセラ施術時の痛み

ウルセラ施術時の痛みとはどのような種類のものなのでしょうか。必ず感じるのは皮膚の奥でチクチクっと感じる刺激で、受ける部位によっては神経を刺激された結果独特な不快感が生じます。例としていくつか紹介していきましょう。

電気的な刺激がある額へのショット

おでこには、目の上の辺りに眼窩上神経、眉間近くに滑車上神経など太い神経が通っています。ウルセラの超音波は、皮膚の下3mmにまで到達するので、施術の際には必ず神経にも触ってしまいます。照射時に必ず生じるチクチク感のほかに、片方のおでこで5回ほど、神経に触れた時に一瞬ビリっと電気が走るような刺激が発生します。ウルセラの施術の中では、この部分が一番痛みを感じるところになります。

目尻ショット時の神経の刺激

こめかみの生え際近くには顔面神経が走っています。この神経は表情筋を動かす働きをしているため、刺激を与えると低周波治療器のように周辺の筋肉がぴくぴく動いて反応することがあります。おでこのような神経の電気的な刺激はありませんが、チクチク感は感じやすい部位になります。

ほほやあご下はチクチク感がメイン

脂肪が少なく骨が近い部位ほど痛みを感じやすくなるので、脂肪が豊富なほほは一番痛みが少ない部位となります。骨が近い目元などはチクチク感が強くなるほか、あごの骨の上で歯の神経に響くような不快感が数回あります。あご下は骨がありませんが、脂肪が薄いためほほよりもチクチク感が強くなります。

痛みを軽減するための対策

ウルセラが日本に入って来たばかりのころは、最大出力での照射がマニュアルにて想定されていました。痛みに対する対策もまだまだ乏しかったので、痛みのコントロールがされないままに施術が行われることもありました。そのため『ウルセラは痛い!』というイメージが美容業界内でも定着してしまうこととなりましたが、現在では痛み対策の進歩とマニュアルの改訂により、全般的に痛みは弱くなっています。

ウルセラの施術時の痛み対策として、いまではクーリングを基本として、痛み止めの内服や静脈麻酔、麻酔クリーム、マスク麻酔などが実施されています。それぞれの特徴は以下の通りですが、クリニックによって採用している種類が異なり、体質や希望によっても麻酔の方法が変わってきますので、詳しくは施術を行う医師やスタッフに相談してください。

麻酔クリーム

皮膚の表面に塗ることで痛みを抑える麻酔です。もっとも体への負担が少ない麻酔ですが、効果が出るまで20分程度待つ必要があります。また、麻酔作用がおよぶのは表皮のみとなります。これは麻酔クリームに限らないことですが、麻酔をして施術効果が落ちることはありません。

笑気麻酔

吸入するタイプの麻酔でふわふわとした感覚になりますが、意識がなくなることはありません。お酒に酔ったような状態で気分的には楽になりますが、痛みを和らげる効果は弱く、お酒と一緒で麻酔の作用に個人差があります。副作用は特にありませんが、麻酔をかけたあと数時間ほど二日酔いのような状態になることがあります。基本的に施術後はすぐに帰宅できます。

静脈麻酔

点滴で麻酔薬を入れる方法で、意識がなくなり痛みを感じない状態で施術を受けられます。外科手術などで使用する全身麻酔とは異なり短時間で麻酔の影響がなくなるため、施術終了と同時に目が覚め、15分から30分程度の安静を経て洗顔などができる状態になります。副作用やトラブルはごくまれですが、100%無いわけではありません。細心の注意のもとに使用する必要があります。

冷却麻酔

冷却麻酔は、ウルセラ治療の直前に照射部をアイシングする方法になります。特別な器具などを使用せずアイスパックなどでできる麻酔方法ですが、クリニックによっては特別な冷却装置を用いることもあるでしょう。ウルセラ治療の導入当初は、この方法が多く使用されており、確かに痛みは軽減されます。

ただ、ウルセラ治療は基本的に皮膚の奥深くに熱を入れる施術なので、冷却麻酔を行うと熱が入りにくくなる可能性も低くはありません。熱の入りが悪いと、ウルセラ治療による引き上げ効果が損なわれてしまいます。今のところ、冷却麻酔が原因で効果が薄れるという確証はありませんが、効果に作用する可能性は捨てきれない状態です。

また、痛みの軽減は局所麻酔で十分だということもあり、現在は冷却麻酔をメインで行うクリニックはほとんどありません。

局所麻酔

局所麻酔は、ウルセラ治療で痛みが強く現れやすい箇所に対して、麻酔薬を注射する方法です。ウルセラ治療で痛みが出やすい箇所といえば、額や頬骨、あごの骨あたりでしょう。これらの箇所に対して、痛みを感じないよう希望によって浸潤麻酔を行っているクリニックがあります。また、眉頭の下あたりの施術の際に、伝達麻酔を行ってみるのも良いでしょう。

ただ、クリームによる表面麻酔でも十分痛みは和らげられるため、1度施術を受けてみて、あまりに痛みを感じる場合には局所麻酔を頼むようにしましょう。

ウルセラ治療の痛みに関する口コミ

ウルセラの施術による痛みがどのようなものかを知るためには、実際に治療を行った人の生の声を聞くのが1番です。ただ、肌質や痛みに強いかどうかで、感じ方には個人差が生じます。口コミはあくまでも参考として、あまりに不安な場合はカウンセリングの際に相談してみましょう。

  • 40代になり、頬の影が気になってきたためウルセラ治療を受けました。施術前にクリームタイプの麻酔をしてもらったため、あまり痛みは感じなかったです。ただ、おでこやあごなどの皮膚が薄くて骨に近い部分は、結構痛みを感じました。逆に、頬などの肉が厚いところは全然痛くなかったです。痛みを逃がすためなのか、先生が随時話しかけてくれていて、痛いながらも楽しい時間を過ごせたと思います。

  • たるみが気になりウルセラ治療を受けました。施術前にだいたいの痛みについては説明がありましたが、実際に施術を受けてみると思ったよりも痛かったです。また、施術後には筋肉痛のような痛みがあるという説明の通り、少し痛みが残っています。効果には1~2か月かかるそうなので、今から楽しみです。

  • 以前からウルセラに興味があり、近くに治療ができるクリニックがあったためお願いしました。私は痛みに強いほうですが、クリームによる麻酔がなかったら耐えられなかったと思います。特にあご周りに痛みが強く、以前サーマクールを受けたことがありますが、それよりも痛かったです。ただ、きちんと引き締め効果は感じられているので、受けて良かったと思っています。

  • ウルセラ治療から7日が経ちます。私が特に痛みを感じた部分は額です。針で刺したような痛みと一緒に、ビリッとした痛みを感じたのが印象的です。ほかの部分では、目の下やあごの照射で痛みを感じました。施術後から現在まで、筋肉痛に似た鈍い痛みがありますが、日常生活に支障をきたすレベルではないです。

  • これまでレーザー治療なども受けたことがなく、照射の痛みは未知のものでした。痛みに慣れていないため少々の不安はありましたが、効果を期待してウルセラを受けることに。実際は耐えられないほどの痛みではありませんでした!額へ照射しているときは、頭にピリッとくる感覚がありました。

  • ウルセラの痛みについて、どんなものなのかと思っていましたが...「痛い!」というより「イラッ」とする痛みでした。ですが「この痛みこそが肌の奥深くにまで効いてる証拠!」と思えば耐えられました。照射翌日は洗顔するときに痛みがありましたが、数日後には収まってきましたよ。

  • ”ウルセラは痛い”という噂を聞きますが、カウンセリングでも我慢できる程度の痛みと聞きましたし、痛みに強い私はあまり心配していませんでした。ところが実際施術を受けてみると、ビリビリとしたなんとも言い表せない痛みにびっくり!とくに額の照射では頭のてっぺんに電気が走ったような感覚があり、ウルセラはこんなに痛いんだ!とぐったりしてしまいました。効果のことを思うとまた受けたいのですが、あの痛みを思い出すとちょっと考えてしまいます。

  • ハイフ治療のなかでもウルセラは気になっており、受けてみたいな~と思っていましたが...”ウルセラはすごく痛い”と聞いたことがあり、勇気が出ませんでした。いろいろと調べた結果、我慢できる程度の痛みという情報もあり、思い切って受けてみようと決意。痛みが怖かったので麻酔クリームは塗ってもらいましたが、本当に我慢できる程度でした! ただ、ときどき口元に鋭い痛みがあったのを覚えています。でも、このくらいであればまた受けたいなと思っています。

ウルセラの痛みに関するまとめ

ハイフ治療の中でも“痛い!“と有名なウルセラ。実際に受けてみて「我慢できるほどだった」という人もいれば、「また受けたいけれど、あの痛みはもう経験したくない」という人もいます。

ウルセラは照射の出力を上げるほど痛みが増しますが、その分効果が期待できるもの。痛いからといって出力を抑えてしまってはもったいないですよね。

痛みが怖い人は、麻酔の種類や料金を知っておこう

痛みについては感じ方に個人差があるものの、麻酔を使用することで軽減できます。麻酔にはクリームや笑気麻酔、静脈麻酔や局所麻酔などがあり、利き方や副作用などは異なります。
また、クリニックによって扱っている麻酔の種類や料金も異なるため、クリニックがどんな麻酔に対応しているのか・麻酔にかかる料金はいくらなのかもしっかりチェックしておきましょう。

一般的に、クリニックの料金表に提示されているウルセラの料金は麻酔料金を含んでいません。麻酔の料金に関しては別に表記されており、麻酔を使用する場合は「ウルセラ料金+麻酔料金」になりますので注意が必要です。

院長 佐藤隆悟先生 院長 佐藤隆悟先生

プライベートクリニック吉祥寺
院長 佐藤隆悟先生

当サイト「ウルセラ式」は、ウルセラやサーマクールを専門に取り扱う『プライベートクリニック吉祥寺』院長・佐藤隆悟先生(日本形成外科学会認定形成外科専門医)にご監修いただいております。

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