ウルセラで頬がこける?
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ウルセラ治療を受けた後、「なんだか頬がこけてしまった気がする」と感じる人は少なからずいるようです。ウルセラはたるみやシワに効果を発揮し、肌を引き上げる作用がある治療ですが、なぜ頬がこけたように感じてしまうのでしょうか?
理論上、ウルセラ治療で頬がこけることはない
実は理論上では、ウルセラ治療によって頬がこけることはありません。
頬こけの原因としてたるみがありますが、たるみによってほうれい線が目立つ・マリオネット線(口角から下に伸びる線)ができる・目の下がくぼむなどの状態を引き起こします。ウルセラは顔の肌を引き上げる効果が期待できますので、本来ならばウルセラ治療によって頬こけはむしろ改善されるはずです。
顔の脂肪が少ない人は頬がこけて見えてしまう可能性あり
ただし、場合によってはウルセラ治療によって頬がこけたように見えてしまうことがあります。それは、もともと頬の脂肪が少ない人がウルセラ治療を受けた場合です。
ウルセラは肌を引き上げると同時にキュッと引き締まったような小顔効果も期待できますので、もともと脂肪の少ない人は痩せた頬が強調されてしまうことがあるのです。たるんで頬がこけた印象ではなく、頬の下がシャープな印象になるということです。
引き締まった頬こけを“かっこいい”とする見方もあるかもしれませんが、やはり頬がこけていると老けた印象に見られがち。頬こけが気になる方はウルセラ治療を受ける前に医師に相談した方が良さそうです。
サーマクールでは頬がこけてしまう可能性が高い
一方、サーマクールではどうなのでしょうか。サーマクールで期待できるのは引き締め効果であり、頬下やフェイスラインのもたつきをキュッと引き締めます。これによって頬こけが強調されてしまい、とくに頬の脂肪が少ない人はより顕著に表れます。
頬に脂肪が多くついている人であればサーマクールで頬がこけることはあまりありません。しかし顔の筋肉や脂肪といった軟部組織がバランスよくついていない場合には、サーマクール治療後に頬がこけてしまう可能性があります。
頬こけが気になる場合はヒアルロン酸注入でふっくらさせる
頬こけが気になる場合、ヒアルロン酸注入がおすすめです。頬骨の下の部分にヒアルロン酸を注入することで頬がふっくらとし、ウルセラ治療と併せればより若々しくハリのある肌が期待できます。
また以前では、ヒアルロン酸注入をおこなった部位にウルセラを照射すると、熱によってヒアルロン酸が分解・変性させられてしまうのではないかといわれていました。
しかし、ウルセラの照射による肌深部の熱は70度ほどであり、ヒアルロン酸を分解・変性させることは難しいため併用は問題ないとされています。
信頼できる医師にウルセラを受けても問題ないか聞いてみよう
頬こけはたるみが原因でおこる老化のサインであることがほとんど。たるみやシワを改善して若々しい肌を手に入れたいのですから、ウルセラ治療で頬がこけてしまったように見えたら悲しいですよね。
ウルセラ治療による頬こけは理論上ないものの、頬の脂肪量など人によっては頬がこけて見える可能性があるのも事実です。大切なのは、信頼できる医師に、自分の顔は頬こけの可能性があるかどうかを相談すること。治療の結果は個人によって大きく異なることもありますから、期待できる効果やリスクをしっかり確認してから治療を受けるようにしましょう。
また、信頼できる医師とは、「治療説明が丁寧である」「質問にもしっかりと答えてくれる」などのほかに、日本形成外科学会形成外科専門医であるかどうかも大切です。患者ひとり一人の肌の状態を見極め、適切な治療で効果を出すためには、解剖学の知識が重要。特にウルセラ治療は正しい位置や角度で照射できなければ効果が得られません。
ウルセラ治療を受ける際には、解剖学にも詳しい日本形成外科学会形成外科専門医がいるクリニックを選ぶことをおすすめします。