ウルセラとポラリスの違い
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ポラリスのマシンの特徴
アメリカの医療機器メーカーであるシネロン社が開発した美容機器ポラリス。RF(高周波)とダイオードレーザーを同時に肌に照射することで、たるみ改善や美肌効果で知られれる機器のひとつです。
切開を伴わない施術のため、メスを入れたくない方に向いている治療でもあります。また、肌へのダメージを抑えた設計となっており安全性にも配慮されています。
RFとダイオードレーザーの相乗効果でハリをアップ
ポラリスで照射されるレーザーはRFとダイオードレーザーの2つ。照射されたRFは、肌の奥にあるコラーゲンを作り出す細胞に刺激を与え、コラーゲンの生成を促します。ハリや弾力を肌の奥から改善することで、しわやたるみへの効果も期待されます。
ダイオードレーザーも同じようにコラーゲンを作る細胞を刺激します。2つの力を使って効率良くアプローチする仕組みです。
安全性が保証された美容機器
2003年に行われたアメリカのレーザー学会にて多くの医師から評価を受けたポラリス。ウルセラと同じく、アメリカのFDAの承認を受けており、安全性の高さも担保されています。(※ポラリスは未承認機器です。厚生労働省によって安全性を認められた機器ではありません。詳しくは医師にご確認ください。)
ただし、注意してほしいのは、ウルセラのような「リフトアップ」効果としての承認を受けているわけではないこと。美肌効果、スキンケア施術等の分類とされています。
ポラリスの効果やダウンタイムは?
首のたるみやニキビ跡、毛穴の引き締め効果などが得られるのがポラリスの特徴。
対して、ウルセラには強力なリフトアップ作用があります。集中してリフトアップをするならウルセラ、美肌も意識したいならポラリスといったように、要望に応じて最適な施術を検討するべきでしょう。
また、ポラリスは治療後の持続時間がウルセラと比較してかなり短く、その目安はおよそ1ヵ月間ほど。継続的に効果を維持していくのなら、その都度クリニックに通う必要があります。
ダウンタイムは短め
ポラリスは肌へのダメージを抑えた設計になっているため、術後のダウンタイムが短く、施術当日からメイクも可能です。
ウルセラと同様に、術後のダウンタイムを強く意識することなくトライできる治療といえます。
ポラリスの料金相場
ポラリスの施術料金はクリニックによっても異なりますが、顔全体に治療を行う場合であれば、1回あたり3万円から10万円がおおよその相場です。ウルセラの相場である30万円から40万円と比較すると、1回の施術は安く受けられます。
しかし、ポラリスは1度の施術では効果が現れにくく、5回ほど受けることが一般的です。また、効果の持続期間も短いため、その後も月に1度はメンテナンス治療を検討しなければなりません。
料金から施術を検討される際は、治療を継続していくのかどうかまで考えたうえで、自分に適した治療方法を選ぶようにしましょう。
ポラリスのメリット
メスを使用しないため比較的挑戦しやすい
ポラリスはメスを使用しないので肌に負担がかからず、腫れや赤みも出にくいというメリットがあります。また、施術後すぐにメイクをすしたりシャワーも可能なので、比較的挑戦しやすい点が人気の理由です。
メスを使う治療方法の場合、なかなか踏み切れない方も多いかもしれません。その点ポラリスなら施術前後で不自然な変化がなく、施術時間は10分程度で終わるため気軽に受けられるのがうれしいポイントです。
同時に毛穴・ニキビ・ニキビ跡にもアプローチ
ポラリスは皮膚のたるみによる毛穴の開きを改善する効果が期待できます。ポラリスは皮膚の深部の細胞に強い刺激を与えることで皮膚のコラーゲン生成を活性化させる効果があるため、皮膚全体にハリや弾力アップに期待できるのです。
また、ポラリスによるコラーゲンの増生効果により、ニキビやニキビ跡、オイリースキンの治療法としての効果も認められています。
ポラリスのデメリット
効果の持続期間が短い
ポラリスは効果の持続時間が短いため、3か月ほどで効果が薄れることがあります。これは、肌のターンオーバーの3か月のサイクルによって影響を受け、ポラリスの効果が薄まってしまうためです。そのため、ポラリスの施術は2〜4週間に1度、5回程の照射を続け、その後はペースを落として半年〜1年に1回照射を継続すると効果を維持できるでしょう。
また、サーマクールは照射後3か月間かけて肌が引き締まっていくため、先にサーマクールの施術をしてからポラリスを併用することで肌の深部・浅部の両方からアプローチできます。
効果が医師の技術力に左右される
ポラリスは医師の技術に左右される点にも注意が必要です。医師の技術が不十分な場合はエネルギーの出力が強すぎて痛みを感じてしまったり、出力が弱すぎると十分な結果が得られないこともあります。
さらに、ポラリスのレーザーは肝斑に影響を与えることがあるため、技術力が足りない医師が施術すると肝斑を悪化させてしまう可能性もあります。このため、ポラリスの施術を希望する際は信頼できる医師にしっかりと相談する必要があります。
ポラリスのたるみ改善のメカニズム
ポラリスはバイポーラ高周波とダイオードレーザーの2種を組み合わせることで真皮層の深部を強力にあたためます。真皮層があたためられて引き締まることでコラーゲンの形成を促し、ハリのある肌へと導きます。
また、ポラリスは表皮から約1.5mmの深度で電流の密度が高くなるように設計されていますが、肌に炎症が起きないよう、電極は常に湾曲する仕組みになっています。
ポラリスとほかのたるみ治療の違い
ポラリスとウルセラの違い
ウルセラはポラリスより皮膚の深いレベルにまで照射エネルギーを届ける点が大きな違いです。ポラリスは表皮~真皮の比較的浅い部分に照射して肌の弾力を蘇らせるのに対し、ウルセラは皮下深部4.5mmまで到達して筋膜を引き締めます。
また、ポラリスの施術時間は10分程度で終わるのに対し、ウルセラの施術時間は40~60分となっています。効果の持続に関しても違いがあり、ポラリスの効果は3か月程度なのに対し、ウルセラの効果は半永久的というのも大きな違いです。
ポラリスとサーマルの違い
ポラリスはバイポーラ高周波とダイオードレーザー2種のエネルギーを利用していますが、サーマクールは高周波のみという違いがあります。エネルギーが届く深さはポラリスが皮皮膚表面の0.5〜1mm、サーマクールは皮下深部2〜3mmまで届き深部のコラーゲンにアプローチします。
また、サーマクールはコラーゲン繊維の収縮だけでなく、創傷が治癒する働きを生かすことでコラーゲンを増生させる効果もあります。
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