ウルセラ治療によるやけどのリスク
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切らないリフトアップとして名高いウルセラですが、失敗談の中には「やけどをした」という声も見かけます。このページでは、ウルセラ治療によるやけどの理由や後遺症の有無などをまとめました。
ウルセラ治療とやけどの関係
ウルセラによるたるみ治療は、高い熱エネルギーを使って筋膜を傷付け、修復の際の引き締めを目的としています。照射される熱は60℃~70℃で、他のHIFUと比較しても高い温度です。
正しい施術をしていれば、皮膚の表面に影響を及ぼすことはありません。しかし、照射する部位によってはやけどのような痛みが残る可能性があります。
また、トラブルに関する相談では顔面に大きなやけどやみみず腫れなどが出来てしまい、顔に傷が残ってしまったという事例が多く寄せられています。
これらの事例の多くは部位によらず、違法なエステサロンなどによる、杜撰な施術などが原因です。ですが高温で筋膜を傷つけるウルセラの仕様上、まったくやけどのリスクがないとは言い切れません。出来る限り副作用が少なくウルセラ治療を受けたいのであれば、きちんと技術を持った医師のもとでウルセラ治療を行うことが大切です。
やけどが起こる原因
そもそもウルセラは虫眼鏡で光を一点に集めて紙を焼くように、超音波を一点に集めて離れた筋膜を焼いています。虫眼鏡の高さや角度を変えると光が集まる場所が変わるように、間違った位置や角度でウルセラを使用すると、狙った筋膜以外の場所を傷つけることになります。
ウルセラは人の肌にピッタリと密着させて使用しますが、施術者の技量不足や何らかの原因で皮膚から離れてしまうと、やけどしてしまうようです。
また、超音波が骨に当たり反射してしまうことでやけどが起こる場合がある、という指摘もなされています。しかしこの反射が起きるのは極稀であり、やはりやけどが起こる原因の大半は施術者のミスであることが多いようです。
やけどが起こりやすい部位
ウルセラ治療でやけどが起こりやすい部位として、頬骨の周辺や額、あごの下などが挙げられます。これらの部位は丸みを帯びていたり骨ばっているため、ウルセラの機器が肌にぴったり密着しにくく、機械と肌の間に隙間が発生しやすいためです。また、やせ型の人や皮膚が薄い人も凹凸が目立つという理由で、隙間が生じやすく、やけどが起こるリスクがあります。
機械と肌がきちんと密着しないまま施術を行うと、表皮や真皮など肌の浅い層に熱が加わりやけどになります。
施術の際はエコーを使い皮膚への到達深度を見ながら照射しているため、高い技術を持った医師のもとで治療を受ければやけどの心配はほどありません。
もしもやけどを引き起こしたとしても、その程度は極めて軽いものなので、施術後に冷やせば痛みも治まるでしょう。
やけどと併発しやすい症状
ウルセラ治療において、やけどと併発しやすい症状の中に赤みや腫れが挙げられます。メスを使わない施術と言えども、筋膜に対して熱エネルギーを照射しているわけですから、肌の内部では熱がこもっている状態になるのです。
赤みや腫れ以外にもむくみが生じる人もいます。やせ型の人や脂肪が少ない部分では、みみず腫れのような線ができる人もいるでしょう。
これらはカウンセリングの時に、副作用として説明されることが多いです。どの症状も回復に至らなかったという報告は無いため、たいていは1~2週間で落ち着いてきます。
また、もともと刺激に弱い体質だったり日頃からアザや内出血が起こりやすい人は、これらの症状を引き起こしやすいため、あらかじめ医師に相談しておきましょう。
個人の体質が影響する場合もある
ここまでウルセラ治療とやけどのリスクについてお伝えしましたが、やけどが発生するかどうかは医師の技術の他にも、個人の体質や肌の状態も要因となります。
ウルセラにおける様々な副作用は一過性のものであり、早い人は2日程度で症状が落ち着きます。長くても2週間くらいで回復しますので、心配し過ぎるほどではないでしょう。
どんな体質の人がやけどなどの副作用を引き起こすかは一概に言い切れません。不安を抱えたまま施術を受けるのは精神的負担になりますので、気になることがあればカウンセリング時に相談してみてください。
高い技術を持つ医師を選ぶこと
どんな美容医療においても、技術の高い医師のもとで治療を受けるのはとても大切です。
技術の高い医師は知識も豊富で、カウンセリングの際にしっかりとした説明が期待できます。不安や心配を解消できるため、安心して施術に臨めるでしょう。
また器具の扱いにも技術の差が出ます。技術不足の医師では、十分な効果が引き出せないばかりか、やけど・赤み・腫れといった副作用を起こしかねません。
たるみを解消して満足のいく効果を得るために、ウルセラ治療における豊富な実績を持つクリニックに依頼しましょう。