ウルセラ式|切らずに、自然に、マイナス5歳若見えを目指せるたるみ治療 » 顔のたるみ対策ナビ » たるみとエラスチンの関係とは?

たるみとエラスチンの関係とは?

公開日: |更新日:

このページでは、肌のたるみに大きな影響を与える「エラスチン」について紹介しています。エラスチンとたるみの関係や、なぜ劣化・減少してしまうのかといった点について解説。たるみに悩む方はぜひチェックしてみてください。

たるみとエラスチンの関係

多くの人を悩ませるたるみには、「エラスチン」と呼ばれる繊維状の物質が大きく関連していると考えられています。

加齢をはじめとするさまざまな原因により、体内で産生されるエラスチンの量は大きく減少したり、その性質が変わることによって切れやすくなってしまいます。このようにして徐々に繊維が衰えていくことにより、肌の表皮を支えるだけの力がなくなってしまい、たるみに繋がって行くと考えられています。

エラスチンとは

そもそも、エラスチンの役割は「コラーゲン同士を繋いで支える」というとことにあります。網目状に走っているコラーゲンをつなげ、支えている弾力繊維がエラスチンです。真皮内で占めている割合はわずかとなっていますが、肌のハリを出すために重要な役割を持っています。

エラスチンの劣化・減少する原因

エラスチンが劣化・減少するとたるみに繋がってしまうというのは前述の通りですが、ここではエラスチンが劣化・減少してしまう原因を紹介します。

加齢

エラスチンが減少してしまう原因の一つに、加齢が関係しているとされています。人は歳をとることによって神経芽細胞の働きが低下していきます。そうすると、これまで保たれていたコラーゲンやエラスチンの再生や分解のバランスが崩れてしまうのです。すると再生よりも分解されるスピードの方が早くなってしまうことから、エラスチンの量が減少すると考えられています。

さらに、加齢によってヒアルロン酸の産生量も低下することも、エラスチンの劣化や減少に関わっています。ヒアルロン酸は真皮の隙間を埋めていますが、減少することによって肌のハリ・潤いがなくなっていきます。このことによってエラスチンも柔軟性も失われ、細くなってしまいます。

紫外線による影響

紫外線を浴びることもエラスチンに影響を与えています。まず、紫外線はエラスチンにダメージを与えて硬く変質させます。さらに、紫外線はエラスチンを分解する酵素を活性させるという働きを持っていることから、エラスチン量が減少してしまいます。

強めのマッサージ

たるみが気になっている方の中には、たるんでしまった部分を引き上げたいと考え、マッサージをしている方もいるでしょう。その時に、上方向に強めにマッサージをしている方は注意が必要です。たるみが起こっている肌は、エラスチンの劣化が起きているケースが多いと考えられますが、そこで強くマッサージをして力を与えてしまうと、よりダメージが大きくなってしまう可能性があります。

目元に余計な力を与えている

上記の「強めのマッサージ」とも共通する部分ですが、目元のたるみが気になっている方は注意したいポイントです。目元にたるみをどうにかしようとアイクリームをしっかりと塗り込みたくなるものです。しかし、目元は他の部位よりも皮膚が薄くなっています。そのため、他の部位よりもエラスチンがダメージを受けやすいという特徴があります。そのため、エラスチンがダメージを受けないように、アイクリームを塗る際には優しくのせ、なじませることがポイントとなってきます。

紫外線対策が不十分

夏は紫外線対策をしっかりしているけれど、他の季節は手を抜いてしまうという方は注意が必要。紫外線はエラスチンに大きな影響を与えますが、夏以外の季節も対策が必要です。そのため、日焼け止めなどの対策は通年行うように心がけることが大切です。

エラスチンを守るための生活習慣とケア方法

エラスチンは一度失われたり劣化したりすると再生が難しいため、日常的な予防とケアが重要です。特に肌のたるみは、エラスチンが健やかに保たれているかどうかによって大きく左右されます。ここではエラスチンを守り、肌のハリを維持するために意識したい生活習慣やケアのポイントを紹介します。

紫外線対策

紫外線はコラーゲンやエラスチンを分解する酵素を活性化させるため、日常的に浴び続けることで肌内部の弾力線維に深刻なダメージを与えます。夏だけでなく春や秋、曇りの日や室内でも紫外線は降り注いでいるため、季節を問わず日焼け止めを活用することが大切です。

栄養バランスの取れた食生活

エラスチンやコラーゲンの生成をサポートするビタミンCは果物や野菜に多く含まれています。また、タンパク質は弾力繊維の材料となるため、不足しないよう心がけましょう。さらに、抗酸化作用をもつ食品(緑黄色野菜やナッツ類)を積極的に摂ることで、エラスチンの酸化ダメージを防ぐ効果も期待できます。

睡眠とストレス管理

質の良い睡眠は成長ホルモンの分泌を促し、肌の修復や再生をサポートします。一方で慢性的なストレスは活性酸素を増やし、エラスチンの劣化を早める原因になるため、リラックスできる時間を意識的に持つことが必要です。

スキンケア方法の工夫

強い摩擦や過度なマッサージは逆効果となるため、化粧水やクリームを塗る際は「優しくなじませる」ことを徹底しましょう。特に目元は皮膚が薄くデリケートなので、点置きして軽く押さえる程度が理想です。

美容医療によるアプローチ

近年では、エラスチンやコラーゲンの産生をサポートする美容医療も注目されています。高周波やレーザー治療、PRP療法などは真皮に働きかけ、繊維芽細胞を刺激してエラスチンの再生を促すとされています。セルフケアで十分な改善が難しい場合は、専門クリニックで相談するのも選択肢のひとつです。

このように、日常の小さな積み重ねがエラスチンの維持につながり、結果的にたるみ予防へと結びつきます。加齢を止めることはできませんが、適切なケアと生活習慣の工夫によって肌の若々しさを長く保つことができるでしょう。

関連ページ