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ウルセラとサーマクールの違い

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一目でわかるウルセラとサーマク―ルの違い

ウルセラサーマク―ル
周波が届く肌の層 真皮の奥にあるSMAS層まで照射真皮まで照射
効果 たるみを強力に
引き上げる効果あり
皮膚のもたつきをすっきりさせる効果&
毛穴の引き締め効果あり
価格 1回20万~40万円1回15万~20万円
FDA認可 認可あり認可あり

「引き締め」と「引き上げ」効果の出方の違い

「引き締め」と「引き上げ」効果の出方の違い

ウルセラの引き上げ効果

ウルセラとサーマクールは目標とするところは同じたるみの改善になりますが、それぞれのアプローチの仕方は異なります。

ウルセラは実際にリフトアップしてたるみを改善しますが、手術とは異なり皮膚を引っ張り上げるわけではないので、しわが伸びて表面がツルッとするような効果はあまりありません。表面よりも中の形の変化、ほほであればたるんだ膨らみが上に移動し、フェイスラインのシルエットが逆三角形に変化してくるような作用が出てきます。

サーマクールの引き締め効果

サーマクールはリフトアップ自体はしませんが、ほほの位置が下がって口元のもたつきやフェイスラインの膨らみがたるみとして現れた症状に対して、その膨らみを無くしてあげることでリフトアップしたときの状態に近づける作用があります。脂肪の膨らみを縮ませるほか、表面の皮膚の引き締め効果も顕著に現れるため、中の脂肪が下がってくることをハリのある皮膚によって表面から押さえてあげる作用も生まれます。

つまり、ウルセラは下がった組織を中で持ち上げる引き上げ作用、サーマクールは皮膚と中の膨らみを縮める引き締め作用、と、それぞれの作用とメカニズムは異なっているのです。

ウルセラとサーマク―ルの照射の深さの違い

それぞれの照射の深さをわかりやすくすると以下の図のようになります。

ウルセラとサーマク―ルの照射の深さの違い

ウルセラはSMAS層という表情筋の部分まで届きますが、サーマク―ルが届くのは真皮までです。作用する場所ですが、貫いたすべての層に作用が起こるわけではありません。ウルセラは表皮や真皮は傷つけず、通り抜けてSMAS層へ届きます。また、サーマク―ルも同じように表皮へ直接影響を与えることはなく、真皮層へ熱を届けるのです。

ウルセラとの併用時(ウルサーマ)の施術計画

ウルセラとの併用時(ウルサーマ)の施術計画

皮膚の深い部分に熱を加えて下がった膨らみを深部から引き上げるウルセラと、真皮層や脂肪に熱を加えて引き締めるサーマクールでは、作用する深さや熱の加え方が違うため、たるみへの効果の出方も異なります。この二つの施術を組み合わせることで、より高い効果を実感することも可能です。

効果の持続期間も若干異なりますので、ご自身のたるみの状態や、効果をどのくらい持続させたいのか、何度か繰り返し通院する時間的・資金的な余裕があるのか、といった要素を考えて、どの施術を受けるのかを選択しましょう。クリニックを受診すると、まずは医師やスタッフのカウンセリングを受けるので、悩みの内容や改善したいポイント、ライフスタイルや予算を相談すると良いでしょう。

二つの施術メリットを組み合わせて最適なたるみ治療を

改めて、二つの施術違いをまとめてみましょう。

ウルセラの特徴

  • たるみを強力に引き上げる効果あり
  • 効果の範囲は部分的
  • 持続期間は長め
  • 20万~40万円と値段は少々高め

サーマク―ルの特徴

  • もたつきをすっきりさせる効果&毛穴の引き締め効果あり
  • 範囲は広くトータル的な治療
  • 持続時間は半年~1年程度
  • 15万~20万円とお値段はウルセラより少しリーズナブル

併用するならサーマク―ル → ウルセラの順序がおすすめです。初回にサーマクールで緩んだ皮膚を引き締め、表面のしわや内部の脂肪の押さえを作り、肌表面のコンディションがよくなり余計な脂肪が少なくなった状態で、後からウルセラによりほほを持ち上げて全体的に若々しい雰囲気を出す、といった具合に併用して行えます。

二つの施術のメリットを上手に組み合わせることで、強力なリフトアップ効果を長期間持続させることが可能になります。頻繁に施術を受ける予算的な余裕がない方にもおすすめです。

サーマクールとウルセラは
目的別で使い分けるのが吉

サーマクールとウルセラには、それぞれに異なったメリットがあります。そのため目的によって使い分ければ、より効率的に美しい肌を目指せるでしょう。

リフトアップ/たるみ改善:ウルセラ

肌にラジオ派を照射するサーマクールと熱エネルギーを照射するウルセラでは、ウルセラの方がリフトアップ効果は高いです。顔のたるみの根本的な原因は、肌の奥深くにあります。サーマクールは肌の浅い部分にしか作用しないため、たるみの原因に大きな影響を与えるのは難しいでしょう。

一方でウルセラは、肌の奥深くにあるSMAS筋膜へダイレクトにエネルギーを届け、コラーゲンの生成を促進します。直接的にコラーゲンを増やす効果があるので、たるみ治療に適しています。

肌を引き締める:サーマクール

ウルセラが肌の奥に作用するのに対し、サーマクールは肌の浅い部分へ作用します。またウルセラは皮膚の土台となる筋膜を引き上げるのに対し、サーマクールは脂肪のたるみを改善するものです。そのため肌のたるみを引き上げる効果はウルセラよりも低いですが、加齢による毛穴の引き締めに対しては効果をもたらしてくれます。

肌に弾力が無くなったと感じる人やフェイスラインのぼやけ、浅めのシワを改善したいという人は、サーマクールを受けましょう。

効果の持続性:ウルセラ

ウルセラもサーマクールも効果の持続期間は、半年~1年程度となっています。ただウルセラの持続期間には個人差が大きく、人によっては半永久的にリフトアップ効果をキープできるようです。

サーマクールは半年~1年ごとに再治療を受ける人が多いので、効果の持続期間に関してはウルセラの方が優秀といえるでしょう。一見どちらも同じ持続期間だと思われがちですが、高い技術を持つ医師からウルセラ治療を受ければ、長期間効果をキープできる可能性が高まります。

治療範囲:サーマクール

ウルセラの治療可能範囲は、以下の通りです。

  • 目元
  • 目尻
  • ほうれい線
  • フェイスライン

これに対して、サーマクールの治療可能範囲は以下のようになります。

  • 目元
  • 目尻
  • ほうれい線
  • 口周り
  • フェイスライン
  • ボディ

このように、照射できる範囲はサーマクールの方が断然広いです。顔の一部と首にしか照射できないウルセラに対し、サーマクールボディにも対応可能ですから、気になる二の腕や太もも、ヒップラインなどのたるみにもアプローチができます。

痛みの少なさ:サーマクール

ウルセラもサーマクールも痛みは同じくらいだと言われがちですが、この2つは痛みの感じ方が異なります。

サーマクールは肌の浅い部分にある脂肪にアプローチしますので、照射時は脂肪が熱くなるような感覚があるでしょう。一方でウルセラは肌の深くにある筋膜へアプローチし、照射時は肌をつままれたような痛みが生じやすいです。

どちらも麻酔や冷却を行っての施術が可能ですので、皮膚が薄く脂肪が少ない部分以外は、ほぼ無痛で治療できます。

サーマクールの特徴

サーマクールの特徴

サーマクールとは、高周波のラジオ波を照射することで皮膚の下2~4mm程度の真皮と脂肪の部分に熱を伝える施術法です。熱を加えて皮膚の引き締めと、たるみの余分なもたつきを引き締める効果があります。

サーマクールは電子レンジと似た作用機序

高周波やラジオ波と聞いてもピンとこない方もいるかと思いますが、電子レンジで食べ物をチンして温めることを思い浮かべると分かりやすいでしょう。

電子レンジの中に置いてチンした食べ物は、外側のお皿はそれほど温まらず、食べ物の中心から熱せられています。電子レンジの波動は水分を多く含んでいるところに反応しやすいため、外側を飛び越えて中だけを熱することができるのです。

サーマクールも同様で、高周波を照射すると皮膚の内側へ熱を伝えることができます。肌の表面には目立つような傷をつけず、内側にだけ軽い火傷のようなダメージを与えることができるのです。

表皮に火傷などが起こらないように冷却ガスで冷やしながら照射したり、振動を与えながら照射するなど、痛みを和らげる工夫もされています。

施術が作用する深さとメカニズム

施術が作用する深さとメカニズム

サーマクールが熱を伝える部位はウルセラよりも浅く、皮膚の下2~4mm。ちょうど表皮の下の真皮から脂肪があるあたりです。そこに60℃前後の熱を加えて軽い火傷のようなダメージを与えると、熱が加わると同時に組織の中のコラーゲンなど線維がグッと収縮して引き締まります。真皮の部分が収縮することで表皮も一緒に引き締まり、脂肪を包む線維が収縮することで、たるみの部位の余計な膨らみを軽減します。以上がサーマクールの施術直後の作用となります。

真皮細胞がコラーゲンを増産しハリを生成

さらに時間が経つにつれて、サーマクールによって受けたダメージを自分の力で修復しようと、傷ついた組織でコラーゲン線維が増産され始めます。

増えたコラーゲン線維は、セーターに出来る毛玉が小さく固くなるのと同じように、線維同士がお互いに絡み合って縮まる力をもたらします。その結果、伸びてきた皮膚が引き締まってハリが出て、しわや質感の改善、毛穴の縮小などの効果が出てきます。また、深部では脂肪を押さえる作用が出てきて、口周りのもたつきの改善や、フェイスライン、あご下がすっきりしてくる効果が出現します。

治療できる部位と範囲

治療できる部位と範囲

サーマクールはウルセラよりも治療できる範囲が広いことも特徴のひとつです。通常のサーマクールで目の周りを除く顔のほぼすべてに照射できますし、目の周りにはサーマクールアイズという専用マシンで施術できます。さらに、ボディ用のサーマクールボディというマシンもあるので、全身くまなくサーマクールの引き締め効果を実感できるわけです。

ウルセラの場合は照射できる範囲が限られていますので、まずはサーマクールで全体に照射し皮膚のハリで表面からの押さえを作り、押さえられた部分をひと固まりとして深部からウルセラでリフトアップさせる、という方法でたるみ治療効果を最大化させることができます。

サーマクールのショット数による違い

サーマクールは肌に何100発ものショットを打ち込みコラーゲンに働きかけることで、肌のハリを取り戻す施術方法です。使用するチップの種類により1回あたりのショット数は異なり、一般的にはショット数が多いほど効果が高いとされています。

ここでは、ショット数による違いを紹介します。

ショット数は部位によって使い分ける

直接肌に当たる部分にチップを取り付けて使用するサーマクールは、高周波RF(ラジオ波)の数をショット数と呼びます。1回の施術でどれくらい打つかは、それぞれのチップにより異なるようです。

一般に最も多く使用されているのは、400ショット・800ショット900ショットの3種類です。施術部位を限定するなら400ショットで十分ですが、広い範囲の施術を行う場合は600~900ショット程度は必要でしょう。

チップにはカウンター機能が搭載され、400ショットなら150分、600ショットなら210分、900ショットなら240分といった制限時間が設定されています。これはショット数の余ったチップを他の利用者に使い回すのを防ぐためで、より安心して治療を受けられるのです。

ショット数は多いほど効果が高まる

サーマクールは、ショット数が多ければ多いほどリフトアップ効果が高まります。顔全体の施術の場合、通常は400ショットをおすすめするクリニックがほとんどですが、利用者の希望次第で800ショットも選択可能です。もちろんショット数が多いほど肌への負担が大きいため、自分の肌と相談して決めましょう。

ショット数が多いほどチップの値段も上がり、利用者から多くの施術料を請求しなければなりません。料金の高いクリニックは敬遠される恐れがあるため、クリニックでは基本的に400ショットをおすすめしているようです。

サーマクールの効果持続時間とダウンタイム

サーマクールの効果持続時間とダウンタイム

ここでは、サーマクールの照射後の経過について解説します。ダウンタイムやお肌についての注意点、時間の経過とともにどのような変化が出てくるのかを詳しく見ていくので、照射を迷っている方はぜひ参考にしてください。

サーマクールにもダウンタイムはほとんどなし

ウルセラと同様に、サーマクールも皮膚に外傷がつかないので、目立つ腫れや赤みなどはほとんど見られません。施術を受けて1、2時間ほどは火照り感や表面のヒリヒリ感が残りますが、外からはわかりません。施術後にメイクをして帰ることもできます。

施術から3日ほどは、ごく軽度のむくみが出ることもまれにありますが、他人からはわからないでしょう。また、内部にかかる熱の作用により、お肌の乾燥が1~2週間ほどでてきますので、その間は施術前よりもお肌のハリが低下したり、カサつきを感じるかもしれません。

その期間が過ぎると皮膚の引き締め作用が出てきますので、3週目ごろからはお肌のハリが出てきて毛穴も縮小し、つるっとしたようなキメ細かさが現れてきます。

照射から1ヶ月でさらに引き締まり、2ヶ月でハリが出てくる

施術後1~2ヶ月は、サーマクールの熱エネルギーを受けた細胞の周囲にコラーゲン線維が増生し、増えたコラーゲン線維がたがいに絡みあうことで縮んでいきます。ちょうどセーターの毛玉が小さく固くなっていく状態と同様です。その縮む力が皮膚の引き締めの原動力となり、伸びてハリが減少した皮膚が縮むことで余計なあまりがなくなり厚みを増し、しっかりと皮膚表面から内部の脂肪を押さえる力を持つようになります。

また、脂肪組織を包む線維の膜が縮むことで余計なもたつきの膨らみを減少させ、あご下の膨らみやフェイスラインの膨らみが改善し、フェイスラインがシャープさを取り戻します。また、ほうれい線やマリオネット線の原因となる口元にかぶる膨らみを押さえることで影が薄くなり、しわも改善に向かいます。

それらの効果は施術後8~12か月を経て元の状態へ戻っていきます。

平均して6~12ヶ月効果が持続

サーマクールの引き締め効果の持続期間としては、平均して6~12ヶ月といったところが目安です。できるだけ引き締め効果を維持したいとお考えなら、1回目の照射から6ヶ月後~1年後くらいの間に2回目の施術を受ける、というサイクルが望ましいです。

サーマクールの種類

引き締め効果のあるサーマクールは、世代別に備わっている機能が異なります。ここでは現在主力として使用されている、NXTとCPTを紹介していきます。

サーマクールNXTは短時間の施術が可能

サーマクールNXTは第2世代の機器で、初代サーマクールの進化系です。使用できるチップの種類が豊富なため、目元や小鼻などの繊細な部分からお腹などの広い部分までオールマイティに対応可能となっています。

従来のサーマクールは、30分~1時間の施術時間を必要としていましたが、NXTは30分以内で施術が完了するでしょう。冷却装置も改善・強化されており、照射熱による肌の腫れを軽減してくれます。肌がデリケートな人でも施術が受けられる機器です。

術後の腫れやむくみなどといったダウンタイムが少ないというメリットも存在します。1回の施術で大量のコラーゲンを生成し、3~6ヶ月掛けてリフトアップ効果を実感可能です。

バイブレーション機能を搭載したサーマクールCPT

第3世代のサーマクールCPTは、改良が重ねられた機器です。バイブレーション機能を搭載した機器は美容医療では初めてで、振動が痛みを和らげる働きをしてくれます。従来のサーマクールと比較して痛みを大幅に軽減できるため、痛みを気にして照射出力を弱く設定する必要もありません。痛みに弱く今まで施術を諦めていた人におすすめです。

新しく導入されたチップが皮膚の奥までしっかりと照射熱を伝え、たるみをより引き締めてくれるでしょう。施術時間は約30分でNXTとあまり変わりませんが、1回の施術で大きなリフトアップ効果をもたらしてれます。

肌そのものを活性化し、毛穴の引き締めやニキビ・ニキビ跡の改善にも効果的です。今まで施術が難しいとされていた首にも照射できます。

効果は約2週間目から3ヶ月で徐々に現れますので、周りに気付かれずに若返れるでしょう。

サーマクールの料金相場

サーマクールはマシンからつながったハンドピースの先に消耗品であるチップを取りつけ、それを肌にあてて照射を行います。

この際に使用するチップは1回限りの使い捨てで、1度に打てるショット数が限られています。顔や首に使われる3.0㎠のチップなら、400ショット、600ショット、900ショットの3種類。サーマクールの価格をショット数ごとに設定しているクリニックが一般的なのはこのためです。治療部位ごとに価格を定めているクリニックも、1度の照射で1つまたは2つのチップを使い切るよう設定しているはずです。

価格の相場としては、顔や首に照射するサーマクールCPTの400ショットが15万円前後、600ショットが20万円前後、といったところ。

当サイトの監修をしているプライベートクリニック吉祥寺では、400ショット11万円、600ショット14万円、900ショット18万円となっています。

サーマクールの施術までの流れ

まず洗顔をおこない顔の皮脂の汚れなどを十分に落とし、カウンセリングを受けます。期待できる効果や治療のリスクなどをしっかりと確認し、納得したうえで治療を受けることが大切です。
施術ではまずマーキングをおこない、照射する部位がわかるよう印をつけます。なお、クリニックによってはマーキング前に麻酔クリームを塗ることもあります。照射はマーキングに従っておこない、1発の照射時間は6秒間ほど。痛みの程度を確認しながら照射を進めます。照射が終了したらマーキングを落とし軽く洗顔して治療は完了です。治療直後からメイクができます。

サーマクールのリスク

サーマクールは高周波を用いた治療のため、メスによる切開手術のような大きなリスクはないといわれています。しかし肌に熱を与えますので、赤みやほてり、火傷などの副作用が生じることは十分に考えられます。では具体的に、サーマクールのリスクにはどんなものがあるのでしょうか?

火傷

サーマクールは約60℃の熱を真皮まで届け、軽い火傷のような状態をつくりだします。サーマクールでは、-26℃の冷却ガスによって冷やされたチップが照射時に肌を冷やして肌を保護しています。ただ冷却保護システムによって火傷の症状を抑えてはいるものの、照射の出力が高かったり、チップに不備があると火傷になってしまうことがあります。

発赤

サーマクールを受けてすぐ、熱感や発赤がでることがあります。1週間ほどで収まることがほとんどのため、1週間ほど経っても症状が改善しない場合は施術を受けたクリニックに相談すると良いでしょう。

腫れ・むくみ

施術をうけた直後から、腫れやむくみが起こることがあります。一過性のものですが、1週間ほど経っても収まらない場合はクリニックに相談しましょう。

水泡・色素沈着

サーマクールのリスクとして熱傷(火傷)を負った結果、熱傷の程度によっては米粒程度の大きさの水泡が生じる場合があります。サーマクールの施術後に水泡が出たという症例は少ないものの、リスクのひとつとして挙げられます。また、水泡ができた箇所に色素沈着をおこすことがあります。

サーマクール認定医とは?

サーマクール認定医とは、サーマクールをおこなう医師が必ず取得する資格です。
サーマクールの製造会社であるアメリカのSolta Medical(ソルタメディカル)社は、安全かつ効果的に施術がおこなえるよう、医師に向けてトレーニングを実施しています。トレーニングプログラムを修了した医師には認定医の資格が与えられ、サーマクールの原理や扱い方を正しく理解しているとみなされます。

ただし、サーマクール認定医の資格はトレーニング修了とともに与えられるため、“サーマクール認定医の資格があればサーマクールの経験や実績が豊富である“とは限りません。安心してサーマクールを受けられるよう、サーマクール認定医のなかでも施術経験や実績が豊富な医師を選びましょう。

サーマクールを受けられない人

サーマクールは高周波を用いる治療です。そのため、体内にペースメーカーや埋め込み式除細動器のある方は誤作動を起こす危険性から治療は受けられません。また、骨折治療などで治療部位に金属プレートを埋め込んでいる方も、やけどやプレートの変形の原因となるため同様です。
さらに、

  • 重度の心臓疾患
  • 糖尿病
  • 悪性腫瘍
  • 感染症
  • ケロイド体質
  • 妊娠中・授乳中

などの場合も治療を受けられないため注意が必要です。なお、インプラントや矯正器具については基本的に問題ないとされています。

サーマクールの施術出力

サーマクールを照射するときの出力は、施術をおこなう医師によって異なります。ガイドラインで安全性に関する基準が設けられているものの、医師が必要と判断し患者の同意を得た場合はそれ以上の出力を用いることもあります。
施術出力は高いほど効果が期待できますが、その分リスクも高くなってしまいます。そのため医師は「最大限の効果が期待でき、リスクが低い出力」がどの程度なのかを理解していることが重要。
また、患者さんの肌質などの状態によって見極める必要があるため、サーマクールの施術経験豊富な医師のもと治療を受けましょう。

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院長 佐藤隆悟先生 院長 佐藤隆悟先生

プライベートクリニック吉祥寺院長 佐藤隆悟先生

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