安さの背景は?ウルセラ後発機器の注意点
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ウルセラ後発機とは
病院で処方される薬などには、後発品で価格の安いジェネリック薬品を選択できる場合があります。ウルセラも薬と同様に、似たような仕組みで作られた言わば「ジェネリックマシン」があることをご存知でしょうか。例えば、ウルトラセルやスマートソニック、ダブロなどがそれにあたります。
ウルトラセルやスマートソニック、ダブロといったマシンは、美容大国である韓国でウルセラを模倣して作られたもの。超音波を照射して皮膚の下の筋膜へ熱を加え、熱変性を利用してたるみを引き締めるという原理は同じです。
料金相場は安い傾向だが…
後発品であるジェネリックの存在意義は、同じような治療効果を安価で得られるところにあります。最初に開発された商品には莫大な開発費用がかかっているため、そのぶんどうしても販売価格を低く抑えることが難しいもの。その点、後発品は開発費用を抑えることができるため、リーズナブルな価格に設定できるわけです。
特にウルセラの後発機の場合は、高額なたるみ治療であるウルセラと同様の施術を安価に行えるマシンを目的として作られたものが多いので、必要最低限の機能だけに絞ってコストを削減し、治療費を安く抑える工夫をしているものがほとんどです。
結果、ウルトラセルにしてもダブロにしても、ウルセラの料金と比較すれば半分以下の価格で施術を受けられるものが多くなっています。
アメリカやヨーロッパでは使用を許されていない
このような後発マシンで、ウルセラと同じような治療効果は、果たして得られるのでしょうか? また、ウルセラと同様に安全な施術を受けることができるのでしょうか? 結論からいうと、諸手を挙げて“YES”と言いにくいのが現状です。
施術の安全性や治療効果を担保する基準として、アメリカのFDA(日本でいう厚生労働省のような位置づけ)の認可を受けているか否かというものがあります。韓国メーカーが開発した後発マシンは、韓国のKFDAの認可を受けているものもありますが、最も基準が厳格なアメリカのFDAから認可を受けているものはひとつもありません。さらにceマークも受けていないので、アメリカやヨーロッパでこれらの韓国製マシンを使用することは許されていません。
機器の誤作動、異常出力は計り知れないリスク
実際に韓国製の後発機を使用していると、ハンドピースのアタッチメントの劣化が激しいせいか、使用期限内であっても急に出力が落ちてしまうことが多くあります。しかもそのことを知らせる機能も付いていないため、気が付かないうちに効果が出ない施術を受けていることにもなりかねないのです。
また、異常な出力を感知できないということは、逆に言えば、予定していたよりも高い出力で施術してしまっていても気が付けず、恐ろしい事態を招いてしまう恐れも懸念されます。
韓国メーカーが開発したウルセラ後発機は、安く施術を提供できるよう工夫されていますが、それと引き換えに安全性や確実性などに関する点はそぎ落とされている面は否めず、必ずしも安全で満足できる効果が得られるとは限らないのです。
アメリカでは偽装品への「警告」も
日本ではほとんど規制がないので、後発機であっても模造品であっても、誰でも施術できてしまうの現状です。あたかもウルセラと同水準の治療効果を安価で得られるかのような宣伝文句に誘われた消費者が健康被害を訴える例もあり、アメリカのレーザー医学会ではこれらの後発機や模造品について、十分に注意するよう警告を行っています。
ウルセラと効果を同一視できるものではない
ダブロやウルトラセルのような後発マシンは、安全性も確実性も担保されているものではありません。確実にたるみを引き上げる効果を狙うというよりは、補助的なもの・メンテナンス目的のものと考えて、あまり期待し過ぎないことが大切です。せっかく数万円という価格を支払ったのに、全く引き上げ効果がなかった…となれば、残念どころの話ではありませんね。
ウルセラの効果があまりなかった、と感じている人の多くは、宣伝文句に踊らされてウルセラを受けたように思っていたものの、実はウルセラとは違う、韓国製の後発機の施術を受けていた、という笑えないエピソードも考えられます。
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